Oct 11, 2009
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東日本大震災から1カ月を機に、避難生活を送る100人に毎日新聞がアンケートしたところ、3分の2は避難所を出た後の落ち着き先が決まらず、6割近くは自宅の再建・修繕が難しい状況であることが分かった。半数近くは生計のめどが全く立っていないことも判明。8割が元の居住地域に戻ることを望むが、地域が復興できると考えている人は5割余りにとどまる。先の見通しが厳しい避難者の割合は岩手、宮城両県より福島県の方が高く、原発事故にも苦しむ福島の復旧・復興の困難さも浮かんだ。
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アンケートは5?9日、岩手県の40人、宮城県の30人、福島県の20人と、福島から県外避難した10人に実施。うち39人は家族や親類に死者・行方不明者がいる。自宅の被害は全壊57人、半壊19人、一部損壊15人で、岩手の78%、宮城の67%が「全壊した」と答えた。
◇自宅再建56%が「難しい」
避難所を出た後の一時的な落ち着き先が決まっているのは32人。行き先は仮設住宅や賃貸アパート、親族宅、自宅などだった。
自宅については、「再建・修繕する」が19人、「別の場所で再建する」が12人いる一方、37人は再建・修繕の見通しが立たず、19人は「無理」と答えた。
大震災で自分や生計を支えていた家族が休業・失業したのは59人に上る。今後の生計のめどが立っているのは28人で、「落ち着き先が決まれば何とかなりそう」と答えたのは23人だった。福島の県内外避難者計30人で見ると、休業・失業が8割に上り、生計のめどが全く立たない人も3分の2を占めた。
住んでいた地域に「必ず戻りたい」は54人、「街や産業が復興すれば戻りたい」が26人で、「もう戻りたくない」は19人。一方、44%は地域の復興は難しいと考え、福島の県内外避難者に限ると57%が難しいと答えた。政府や行政に望むことは住宅建設が37人と最多で、経済支援25人、就労支援と情報提供が各9人と続いた。
岩手県山田町の避難所にいる養殖業、福士光則さん(42)は「カキ養殖のいかだが流された。再び収穫するには3年かかる。生活できるようになるのか」と不安を漏らす。福島県南相馬市で避難生活を送るパート従業員、黒沢千恵子さん(40)は「地震と津波だけなら何とかなるが、放射線の問題があり復興は難しい」と話した。
現在の避難生活に関しては、68人が温かい食事を3食取れていたが、全く取れていない人も2人いた。震災後の心身の変調を複数回答で聞いたところ、かぜなどの病気36人▽不眠40人▽高血圧11人??などで、1人が病院に運ばれた経験があった。余震や新たな津波には46人が「かなり不安」と答え、宮城では6割に上った。
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厚生科学審議会感染症分科会感染症部会の「エイズ・性感染症ワーキンググループ」の下に設置された「エイズ予防指針作業班」(班長=木村哲・東京逓信病院長)は4月13日の会合で、後天性免疫不全症候群(エイズ)に関する特定感染症予防指針の柱の一つである「医療の提供」について議論した。構成員らからは、地方ブロック拠点病院への患者の集中を是正するため、中核・治療拠点病院の連携・機能強化や、一般医療機関との連携の必要性を指摘する声が上がった。
会合では、7人の構成員らがエイズ医療体制の現状と課題、提言などについてそれぞれ発表し、それを基に意見交換した。
発表した岡慎一構成員(独立行政法人国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター長)は、全国14か所の地方ブロック拠点病院への患者集中を緩和するためには、「病診連携」の推進が必要との考えを示し、診療報酬上のインセンティブの重要性を指摘した。白阪琢磨専門委員(国立病院機構大阪医療センターエイズ先端医療研究部長)も患者の集中に言及し、拠点病院との連携の下、一般病院でも診療すべきとの認識を示した。
患者の立場から発表した長谷川博史構成員(NPO法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス代表)は、▽患者の療養の長期化で必要となる専門医療の提供体制を整備する▽HIV陽性者を診療する医療機関のすそ野を広げる―ことを課題に挙げた。
議論では、長谷川構成員が病診連携について、「どこが一般クリニックにコンサルテーションなどの対応を行うのか。(指針で)具体的に触れた方が、病院の役割が明確になって分かりやすい」と指摘。大平勝美構成員(社会福祉法人はばたき福祉事業団理事長)も、「一般クリニックとの連携をきちんと果たす機能を拠点病院に持たせることを盛り込んではどうか。もう少し地域の診療を育てていく必要がある」と述べた。
一方、岩本愛吉専門委員(東大医科学研究所教授)は歯科診療に触れ、「自治体を通じてネットワークを増やせば、利便性の高い歯科診療を受けられるようになる」と提案した。
このほか、十分機能していない拠点病院のあり方を見直す必要性や、高齢患者らへの対応として慢性期病院との連携を推進する重要性を指摘する声が上がった。HIV陽性者やエイズ患者のセルフマネジメントを支援する役割を担う「コーディネーターナース」については、その有用性が紹介される一方、「役割が不明確」との意見も出た。
次回会合は27日に開かれ、医療の提供のほか、「研究開発の推進」「国際的な連携」などについて議論する予定だ。
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